2014年1月21日火曜日

記憶力

私が自分の記憶力の無さを自覚したのは中学生当時である、
そう「進学」とか「入試」とか、あの陰鬱な物事に直面していた頃である。

中2のある日、抜き打ち(告知した次の日に実施)で漢字の書き取りテストが行われた。
私も地元のまあまあの進学校なら太鼓判と担任の教師から言われていたので、それなりにやる気の合った時期であり、夜中まで繰り返し漢字を書き取ってかなり真剣に勉強し、テストに臨んだ。

結果は85点程度であったので、隣の席の家具屋の息子のF井くんは何点だったのかと覗いてみるとなんと100点満点である。

それ以前から私自身「暗記物」に苦手意識を持っていたのであるが、その瞬間「これは僕の生きる道ではないんだナ」と確認・納得・覚悟し、早い話「匙を投げた」訳である。

眼前には夢があふれる世界が広がっているはずなのに、中2にして自分の可能性はもはやその2/3程度には遠く及ばないのだと認識してしまったのである。(-_-;)

未だに多くの選抜試験には「記憶力」優先の物が多く、それが弱いとスタート位置に立てないのである。
もし、どんな高級なる思考能力や発想力を秘めていたとしても。

「やれば何でも出来る」とよく親や教師に言われたが、それは「(やれば出来る事ならば)やればなんでも出来る」なのである。
短距離選手にマラソンやトライアスロンを強要するようなものである。下手をすれば死に至る暴挙なのである!(笑)
この判断は、今に至るも間違ってはいなかったと自分では評価している。

で、独楽助は何が言いたいのかというと、
いわゆる勉強が出来なかった私でも何か出来る事が有るのではないかと今頃考え、この年で挑戦をはじめた次第であり、自分や自分と同じ劣等生諸君に声高らかにエールを送りたいのである!

しかし先日、同級生の才媛H子ちゃんから思いもよらぬ事を言われた。
彼女は、私の書いた「奄美大島」を読んで「30年以上前の事をよく覚えているね、私(彼女)自身の青春時代はそんな風に思い出せない。記憶力良いんだね」と言ったのである。

ほう確かに、そういえば断片的にだがこの記憶力の無い脳味噌の中には、写真で写してある様にハッキリと記憶に残っている事がいくつかある、何故だろう?
嫌いな事・嫌な事は記憶できず、好きな事・楽しい事は良く記憶出来たということなのだろうか。

ついでなのでちょっと自慢だが、私は小1~中3までに行った「知能テスト(IQ検査)」は常にトップ辺りにいて、担任から「何でIQはいつも良いのに、成績悪いんだろうネ? 勉強すればもっとできるはずだよ。」とよく言われた。
そして、クラスメートでIQの高かった子の名前も良く覚えている。
やはり、自分に都合の良いことだけ覚えているのだろうか。

一番強く心に焼き付いているのは、フォークダンスが終わる寸前にやっと大好きだった片想いのあの子の手を取ったら、その手の平が「鞄ダコ」でガチガチだったこと。

あのガチガチのタコまで、素敵で可愛かったなあ! (笑)


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