2014年10月2日木曜日

勝ち? いいや価値でしょ、やっぱり。

私は格闘技が好きである。
格闘技と言っても、筋書き通りに演じられるような「ショー的な格闘技」は別だ。

私の言う格闘技とは、厳格なルールに乗っ取った『真剣勝負』である。
だから、どんなに大きな体躯であろうと、どんなに優れた身体能力を持っていようとも、
どんなに過酷なトレーニングを乗り越えようと、
やる試合が真剣勝負でなければ、見る気もしない。

ここですぐに頭に浮かぶのは「ブロック・レスナー」
http://www.xfit.jp/index.php?option=com_content&task=view&id=405&Itemid=85
である。
アマレスの大学チャンピオン、そしてプロレスの「WWE」の元チャンピオンである。
アメリカンフットボールに挑戦したことも有るという。

191㎝、130㎏の鍛え上げた体である。
輝かしい経歴の彼がなぜ「筋書きのある格闘技のプロレス」を選び、そしてそのチャンピオンになったのか? 
それは彼本人の言によれば「金が稼げるから」と至って分かり易い。
私的には、全く興味のないショー的な格闘技のチャンピオンであるが、
彼はその後が違った、チャンピオンの座を捨ててプロレスと決別し、
驚いたことに、正に真剣勝負の総合格闘技の頂点とも言える「UFC」に参戦するのである。

殴る・蹴る・絞め技・関節技、正に何でもありの真剣勝負の戦いである「UFC」に転向して、
僅か4戦でヘビー級のチャンピオンとなる。
その後病気・大手術等を経て、復帰するが勝ち星に恵まれず、引退している。

私は今では、レスナーを尊敬している。
勝った負けたも確かに大事だが、それ以上の事があると思うからだ。
富と名声を捨てて、命を懸けた真剣勝負に臨んだレスナーは真の男であると思う。
多くの人いやほとんどの人が、勝敗によってその選手を称賛したり、貶したりするが、
本当はそうではないんだと言いたい。
「恐怖を乗り越え、正々堂々と、言い訳の効かない戦いに臨む。」その姿勢こそが称賛に値すると思う。

「金さえあれば勝ち組」等というような風潮が見受けられるが、決してそうであってはならないと強く思う。

昔、知り合いの無頼の女子から聞いた言葉が忘れられない。
「お金には、別に名前書いてないからね~。」
どんな稼業で稼ごうと言わなければ分からず、金の価値には変わりがないんだ。 という意味である。

しかし、自分自身は一番よく知っていて、しかも一生忘れることは出来ないだろう。
だから、私は、真剣勝負のリングで戦いたいと思う。
そして、どんなにつまらなくとも「本物」になりたいと願う。


PS.  その後レスナーはプロレスに復帰したようではあるが。(笑)