2014年10月20日月曜日

悲しい。 ①

先日、親父とお袋が使っていた部屋の押し入れの整理をしていたら、
6年前に亡くなった親父の一番大変だった頃の記憶が蘇えった。

親父は84歳まで極健康で、殆ど風邪さえひかず家族の中で一番丈夫だったのだが、
ある日突然「何だか調子が悪い。風邪かもしれないので病院の外来受診の順番を取ってきてくれ。」
と言われ、市内で一番大きなS病院の予約を取り、半日掛けて診察するも診断が出来ず、
「(たぶん)風邪でしょう。」と風邪薬を処方され帰されてから、実に6ヶ月の間に3つの病院に外来・入院にて検査を続けたが診断不可。

最後に掛かった隣町のD大学病院では10日間程外来受診しているうちに、
本人が立って歩く事が不能となり、恩着せがましく入院させて頂いたが、
実にその後3ヶ月間の入院検査でも「診断不能」とのこと。

担当医のT講師いわく「(保険の関係が有るので)一度退院して、また入院し再検査しましょう。」

それを聞いた親父は「また入院して、どんな検査をするんですか?」

T講師「今までやってきた検査を正確にもう一度初めからやり直します。」

親父「3ヶ月間もやって何も分からない検査をまたやっても、何もわかるわけないでしょう?」

T講師「もう一度正確にやります。」

病室に帰って親父が私に向い「こんな病院に入っていたら死んでしまう。殺されるようなもんだ
どこかもっとマシな病院を探してきてくれ。」

確かに全ての診療科の偉そうにしている教授や講師の先生方の診察・検査を受けて
尚且つ『診断さえつかない状態』の現在なのである。
親父の言っていることは正しいと思った。
しかし、我が家族はこれまでお袋を除いて皆健康でほとんど病院には用が無く
付き合いも知識もない。 それにこれまでの3つの病院も近場では優良と思われる処を選んで入院してきたのだ。

既に近場で残っている病院は、正直なところ余り期待出来ないと評価したところばかりなのである。
県内の優良と思われる病院を電話帳・インターネットで探すもこれという所が無い。

病院探しと平行して、インターネットで「親父の病状に該当する病気」を探し続けた。
この半年間、通院や入院の親父の送迎・見舞い等でほぼ毎日病院通いである。
精神的にはかなり、いや極度に忙(せわ)しない日々である。

つづく