2014年10月21日火曜日

悲しい。 ②

勿論医学の知識など皆目ない人間である。

兎に角、親父の発症時からその時点までの症状、あるいはその変化を良く視て、
特徴的な物は特に注目してインターネットで検索を続け、
また発症までの期間の、親父の行動範囲や行動についても本人と話し合い確認していった。

まず親父の症状は、これまでに受診した全ての病院での血液検査結果で『白血球数の増加』『炎症反応(CRP)の高度の上昇』が認められている。
何か深刻な変化が親父の体の中で起こっているのは間違いないのだが、
それが一体何なのかが全く分からないという状況なのである。
そして、継続する「微熱」「倦怠感」「吐き気」、時折おこる「首筋等の筋肉の強い硬直」である。
該当する病名は見当たらなかったが継続して調べ続けた。
何故なら「血液検査と医学書」で特定できる病名しか診断できない医者ばかりで、誰も当てにならなかったからである。
特に、勿体ぶって偉そうに威張っている医者程、何も分からない輩が多かったと記憶している。
まあ、これはその他一般の社会でも言える事で、自分から名士ぶっている人物の多くが似非のまがい物であることから考えても、致し方のないことであろうが。

そうして調べていくうちに、親父の症状にかなり似通った病状を表す病気を見付けた。
その名は「レジオネラ症」。
その名の通り、レジオネラ菌に感染することによっておこり、急性の肺炎を発症すると、適切な薬剤の投与等がなければ1週間から10日程で死亡することも有るという非常に恐ろしい病気であるが、
親父の場合はこのレジオネラ菌に長期間日常的に接していた為に「慢性症状」として発症したらしいのである。
レジオネラ菌は至る所におり「水たまり」や「公園の噴水」「大型空調設備の冷却塔」「沸かし返しの温泉」等にごく普通に存在し増殖するらしい。
そして、もっとも多いのはレジオネラ菌が多数混入した水が霧(エアロゾル)状になったものを呼吸器に吸い込んでしまい発病するパターンである。
たとえ吸い込んでも、通常の健常者は免疫によって守られ発病には至らないが小児や特に老人は発病の可能性が高いらしい。

そしてこのレジオネラ菌の厄介なのは、どこにでもいて繁殖・増殖しているくせに、いざ血液検査や血液中の菌の増殖を試みると、非常に増えにくく検出しにくいという所である。
また、通常の総合病院や大学病院程度では、このレジオネラ菌を検出できる血液検査すら出来ず、感染症の専門の科を有する、しかも大きな「都立病院」や「国立病院」でないと検査さえ不可能という事実。 
驚愕であった。

 

つづく