2014年1月28日火曜日

「村 夜」   白居易

親父の書。  親父の一番好きだった漢詩(七言絶句)です。


素朴な農村の風景を淡々と読んだ詩としての評価が多いようですが、
きっと幼い娘を失い、続けて母親をも失った白居易が故郷の風景の中に、
都の高官や貴族達に比べれば取るに足らず、本当に無常で儚い「唯の農民の一生」ではあっても
1つ1つは粗末な蕎麦の花でも、その集合体は月明かりの下で眩く光り輝くように、
本当は素晴らしく価値の有るものなんだと噛み締めていたのではないかと、
私は思います。

話の合わなかった親父と、もっと色々話しておけば良かったなあと強く感じる
今日この頃です。
メタルマン

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