2014年10月30日木曜日

何故か緊張は無しでした。

先日の記事に書いたとおり
10月27日(月)15:00~17:00 川崎市産業振興会館で行われた「川崎市ウェルフェアイノベーションフォーラム」にて、受賞アイデアの試作化・製品化のためのマッチング会が行われ、生来の苦手中の苦手の大勢の前での発表(プレゼン)をやってきました。

K0090399   K0090398   

ここ数年で少しは慣れましたが、やはりDNAが向いていないのか、到底イケイケの感覚にはなれません。
しかし、130人程の福祉・医療・企業のお偉い方を背にして最前列で待機し自分の順番を待っている時も、今までならドキドキして落ち着かなくなってしまったのにそうでもありません。
自分の順番が来るまでの間原稿を読み直して手直しして、赤色・青色で沢山添削してしまいました。壇上に上る時も大丈夫で、上がったら一気に緊張するのかと思ったらそれも有りません。(@_@;)

プレゼンでは、私の考案した「入れ歯洗浄・保存容器」の内容を説明し、その後「口腔ケア」は虫歯や歯周病を予防するだけでなく、高齢者の命を脅かす「肺炎」の実に60%を超える『誤嚥性肺炎』の予防に非常に有益であり、口の中の清潔を保つだけで全ての肺炎の発症率を40%程度抑制出来ることや、
日本の入れ歯使用者総数が2,963万人(平成23年予測数値)であること。

そして、国民総医療費(医科・歯科・調剤 合計で38.5兆円)のデータを使い、
日本の医科入院費総額14.4兆円の 3.1%
歯科医療費総額     2.7兆円の16.6%
に当たる4,450億円が70歳以上の誤嚥性肺炎患者の入院費として使われていて、患者や家族に肉体的・経済的負担を与えるばかりではなく、自治体や国の医療費負担も大きくしているという事実をお伝えし「簡単に早くしかも綺麗に入れ歯を洗える洗浄・保存容器」が大きく貢献できると信じる旨発表致しました。

優秀な医療施設や機関、そして有名な医師や教授が口腔ケアの必要性を説いていても、現場で実行されていないのは、手間が掛かる・やりにくい・時間が掛かるなどの理由で無理だからであり、すばらしい理論を実現する為にはそれに見合った「マニュアル」や「器具」が必要で、素晴らしい論理だけでもダメで、現場でただヤルだけでもダメなんだと思うのです。
もし可能であるならば、私はその橋渡しをしたいと、そんなことを壇上で感じました。

それからもう1つ今回勉強になったこと。
私と同じ賞をもらった方と話をしたら、その方はこの10年位で30以上の有名なコンテスト等の受賞歴がありご本人の話によれば、その方は子供の頃ADHD(注意欠如・多動性障害)でどうにもならなかったが、ある時その病気の人は発明や考案に非常に向いているんだという話を聞き、やってみたら予想以上に出来たとのこと。 発明王トーマス・エジソンもこの病気だったと言われているようです。

私も子供の頃、何かが分からなくて辞書を引くと他の事が気になって気になって仕方がなく、どんどん他の事を調べてしまい、気が付くと全然関係ない事を調べていて大元の肝心な分からないことは分からないままというのが多かったと伝えると、それはADHDではないがやっぱりちゃんとした病気でこれも発明や考案には適しているんですよと言われました。

子供の頃からずっと、自分は変わった奴で仕方がないナと思っていたのですが、変わった奴ではなくちゃんとした病気と分かり安心しました。(笑)

ならば発明出来るかもネ?

0 件のコメント:

コメントを投稿